IC産業の生産高は20%以上の成長へ:TSIA
TaipeiTimes
2020年11月16日
台湾半導体産業協会(TSIA、台灣半導體協會)が金曜日に発表した報告書によると、台湾の集積回路(IC)産業の生産額は、好況な在宅経済と新興技術を背景に、今年は前年比20.7%の成長が見込まれています。
同協会は以前、12.6%の成長を見込んでいました。
製造から設計、パッケージング、テストに至るIC産業の生産額は、今年3兆2100億台湾ドル(1112億8000万米ドル)に達するとTSIAは予測しています。
IC製造部門は年率23.4%増の1兆8100億元、IC設計部門は22.7%増の8503億元、ICパッケージング部門は9.4%増の3790億元、ICテスト部門は11.7%増の1725億元が見込まれているといいます。
同社はまた、COVID-19が流行する中、ノートパソコンやタブレット型パソコン、モニター、テレビ、遠隔作業用通信機器などの旺盛な需要が増産を後押ししていると付け加えました。
同協会によれば、この好況は第4四半期も続く見込みで、例年なら閑散期となるこの四半期に業界が低迷する可能性は低いと付け加えました。
TSIAによると、第4四半期の国内IC産業の生産高は前期比1.3%増の8,780億台湾ドルになると予想され、台湾積電や聯電などの受託チップメーカーは過去最高の売上高を記録する見込みです。