Honda、北米の一部工場の生産停止を延長へ


 ロイター

2021年3月23日

本田技研工業は火曜日、サプライチェーンの諸問題により、北米の一部工場での生産停止を3月29日の週まで延長すると発表した。

先週、日本の自動車メーカーは、さまざまな問題により、3月22日の1週間、北米の大半の工場での生産を停止せざるを得なくなり、北米の残りの工場での生産にも影響が出ると発表した。

Hondaは減産の理由として「COVID-19の影響、各港の混雑、マイクロチップ不足、厳しい冬の天候」を挙げた。

世界的な半導体チップ不足が世界中の生産に打撃を与えている。

先週、トヨタ自動車は「石油化学製品の不足」と「最近の悪天候」が生産に影響しているとして、ケンタッキー州、ウェストバージニア州、メキシコの4工場で減産すると発表した。

Stellantisは土曜日に収益性の高いピックアップトラックがこの問題で打撃を受けたと警告し、Ford Motorは米国での生産をさらに削減すると発表した。

世界第4位の自動車メーカーであるStellantisは、ミシガン州ウォーレンとメキシコのサルティーヨの組立工場でラム1500クラシック トラックを製造し、最終組立のために保有すると発表した。チップの入手が可能になれば、車両は完成しディーラーに出荷される。

世界的に自動車メーカーを直撃しているチップ不足は、さまざまな要因が重なって生じている。自動車メーカーは昨年のCOVID-19パンデミックの際、北米の工場を2ヶ月間閉鎖し、チップの発注をキャンセルした。一方、在宅勤務やビデオゲームをする人が増えたため、家電業界からのチップ需要が急増した。今、自動車メーカーはチップを奪い合わなければならない。